(この記事の上の部分のつづき)
専門家ら「根拠のない俗説」・・・設計者の残した文には「山・弓の形」 オセフンソウル市長が最近保存をめぐって熱い論争が巻き起こっているソウル市庁本館建物と関連して自分の意見を明かす文を28日、ブログσにあげた。オ市長はこの文で事実と違う内容を持って文化財庁と文化財委員会を批判して論難を起こしている。 ■ 市庁は大日本の'本'字の形? オ市長はブログの文でソウル市庁は日帝により'日'字型だった昔の中央庁とともに'本'字型に建てられており、日帝侵略の象徴物としてあげられる」と話し「(今回壊した)太平ホールは'本'字の真ん中の短い横画に該当する建物」だと主張した。しかしこの主張はすでに何年前に事実でないことが確認されている。(<ハンギョレ>2006年10月13日、12面)当時この建物の設計に参加した日本人が1926年10月<朝鮮と建築>に寄稿した文で「平面図は敷地の境界につけて弓の形にし議場(太平ホール)は中央の後ろに別に設置した」と書いた。当時の設計者はこの建物を'本'字ではない'弓'と認識しており、太平ホールについても'本'字の一部だという意識などはなかった。文化財研究家イスンウ氏は「市庁建物が日本の'本'の字を象ったという主張は何の根拠もない俗説に過ぎない」と話す。キムゾンドン文化財委員も「朝鮮総督部建物撤去論難があったとき、撤去に賛成する人々が作った話」だと話した。 ■ 前面部外壁は原型保存?解体?” オ市長は市庁本館保存に対する自分とソウル市の意見を「市庁の前面部外壁などほとんどは原型のままに保存するが本館の後ろの一部分を解体し安定性を備えてから'復元'しようというもの」だと説明した。しかしこれは事実ではない。ソウル市はすでに何回も「前面部外壁は外部材質の変質が多いため、解体してから原型に近く復元する」と話してきた。オ市長は<ハンギョレ>がこの問題に対して取材すると、この日の午後7時ごろ「市庁の前面部外壁などほとんどは原型のままに保存するが」という内容を「ほとんどは原型のまま保存するが」に修正した。 ■ 文化財委は'無条件的な原型保存'? オ市長はまた「文化財委員会は'無条件的な原型保存'を固執している。そうしなければ文化財が保存できないという立場だ」と話した。しかしこれも事実ではない。文化財委員会はこの月の初めソウル市に勧告した案で △パサド(前面部外壁) △太平ホール △中央ホール △ドーム △市長執務室 など5箇所を原型を保存すべき核心的空間だと明かしており、ほかの空間の原型保存を要求してはいない。今回、文化財委が市庁本館を急いで史跡に仮指定した理由は核心空間と判断し保存を勧告した太平ホールをソウル市が破壊してしまったからだ。<イゾンフン・ゾンジンシキ記者 原文>
by no_moyan
| 2008-09-01 03:39
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